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運動会に思うこと


運動会に思うこと
先月、各小学校で運動会が行われました。
天候にも恵まれ、晴天の中無事に終えることが出来たものと思います。

さて、運動会に関して以下のような記事がありました。
「運動会はなんのため?だれのため?」


ことの発端は、運動会の内容やプログラムなどが変更されてきていることによります。
・お昼のおべんとうはなしにして、午前だけの運動会にする
・安全に配慮して、組体操をなくす
・応援合戦はなしとする
など、その年、地域、規模など様々な変更がありました。
また、保護者のほうも年々熱が入り、前日から場所を確保し、撮影に躍起になり、いろいろトラブルがあるとも聞いています。
あわせて、学校側の負担も相当なものであると考えられます。

では、何のために運動会をおこなうのか?
ちなみに、学習指導要領には、運動会を実施しなくてはいけない記述はありません。
その代わり、体育的行事という項目に以下の記述があります。

心身の健全な発達や健康の保持増進,事件や事故,災害等から身を守る安全な行動や規律ある集団行動の体得,
運動に親しむ態度の育成,責任感や連帯感の涵養,体力の向上などに資するようにすること。 

ということは、その手段は別に運動会でなくてはならないわけではないようです。
確かに子供らにとっても大きな思い出の一つではあります。
が、はたしてそれが妥当なのかどうか。
保護者、教師がどこまで介入することなのか。
いろいろ考えることが出来そうな気がします。


小学校の恒例行事ともいえる運動会がなくなることは確かにさみしいものがあります。
が、時代が変わるにつれて変化も必要なこともあることでしょう。
教育界でも、詰込み型からアクティブラーニングへとうたわれています。
年号も令和に変わり、それに合わせた形の教育が進められることを願います。




運動会に思うこと
佐々木(敦) 担当【小中学生:理系・受験 / 高校生:数学・化学・生物】
得意技:苦手生徒も感動!重要語句簡単オモシロ暗記術
好きな食べ物:甘いもの、マイブームはバウムクーヘン
趣味:愛犬と遊ぶこと
好きな言葉:努力が必ず報われるとは限らない、ただ成功した者は皆すべからず努力している

2019.06.03

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