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一貫校受検「過去問演習」で大事にすべきことは「プロセス」の振り返り


一貫校受検「過去問演習」で大事にすべきことは「プロセス」の振り返り
肌寒い寒さが続く…と思いきや、一転陽気な日が数日続き、
10月末かな?11月頭かな?と思いカレンダーを見ると、
一貫校受検(1/11(土))まで、あとちょうど1ヶ月なんだと改めて気づかされた、
そんな遊佐です。
 
アスナビでは、12月21日からの「冬期講習」では
「過去問演習」を徹底して行います。
 
もちろん自分自身のレベルチェック、タイムマネジメントなどの側面もあるのですが、
いざ教室で解説を聞いて家に帰りました、家で復習です!となったときに大事なことは、
「プロセス」、言い換えれば「どうやってその正答にたどり着いたのか」を自分で再現してみることだと思います。
 
私自身、一貫校受検、高校入試、大学入試とすべてのコースを担当していますが、
その中で「一貫校受検」の特色をあげるならば、「思考力」に非常に重きを置いている、という点です。
 
高校入試や大学入試では、たとえどんなに頭の早い天才が試験をいきなり受けたとしても、
事前に身につけた教科書的知識がなければ、問題を解くことができません。
 
一方一貫校受検は、いわゆる覚えるべきことは少なく、一見勉強の必要がないように思えます。
 
とある県の問題を例に挙げると、
「以下のア、イの2つの降灰量についてのグラフのうち、『冬のグラフ』はどちらか」
という問題だったのですが、
ア→県の南東部の降灰量が多い、と読み取れるグラフ
イ→県の北西部の降灰量が多い、と読み取れるグラフ、でした。
 
ここで「日本の冬はなぜ寒いのか」ということに疑問を持ち、考えたことがあれば、知識なしでも解けます。
…が、多くの小学生は「冬は寒い」というのは知っていても、それがなぜかと考えたことはないので、
結果としてここで「知識」が必要となり、「知識を活用する方法」をも学ぶ必要が出てきます。
 
寒い→寒い北のほうから風が吹く→季節風という→その風で灰が南東に流される→ア、というのを、
自分で考え、自分で言葉で答えにまとめる必要がある、それが「一貫校受検」です。
 
…ということで、具体的な復習法としては、
「授業内で解答をつくるためにあげられたキーワードを元に、自分の言葉で解答を再現できるか」という復習法が良いでしょう。
 
…まだ1年先だから大丈夫、だという今5年生のみなさん、周りから一歩リードするためには、
この「冬期講習」からはじめるのがベスト。
「6年生の夏からでも間に合った人がいるから」「直前期にちょっと対策をしたら受かったって聞いたから」という声もあるでしょう。
ただ、そうして合格した1人のうらに、2人の残念ながら不合格になってしまった人もいるのが、一貫校受検です。
 
一緒に頭を、思考力を鍛えましょう!
暖かい教室でお待ちしています!




一貫校受検「過去問演習」で大事にすべきことは「プロセス」の振り返り


2019.12.12

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