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ガラスの不思議


ガラスの不思議

こんにちは。外出自粛で出かけられられず、始めたばかりのカメラを持て余している伊藤です。

散歩がてらスズメとかで練習中…シャッタースピードとか絞りとか難しいですね。楽しい。

 

さて、カメラのレンズによって像ができる仕組みは中1の理科で学習しますね。

被写体(光源)とレンズの距離によって像ができる位置と大きさが変わります。

レンズから離れたところに結ばれる像ほど、実物よりも大きくなります。

長ーい望遠レンズをつけて、カメラ本体との距離が遠いときに拡大した写真が撮れることをイメージしておくと覚えやすいかもしれませんね。

(厳密には焦点距離も考えるので違うけれど

一緒に問題として出やすい「レンズを半分黒い紙で覆うとどうなるか」。

答えは「像はできるが、全体が暗くなる」。

カメラでこれに近い役割をしているのが絞りですね。光の通り道を狭くして全体的にピントが合ったように見せることができますよー。

 

そしてレンズに使われる素材であるガラス。

身近なところで色々使われていますが…あんなに硬いのに実は「固体」ではないとの説が。

ほとんどの「固体」は分子が規則正しく並ぶ「結晶」構造なのに対して

ガラスは分子の並び方が不規則で「非常に粘度の高い液体」に近い構造です。

現代では「非結晶固体」として、固体の仲間として扱うことが多くなっていますが、

昔からよく利用されているのに、「よくわかっていない」という面白い素材です。

 

普段は意識しないことでも、ちょっと考えてみると不思議だったり、

学校で習った知識が応用されているものは身の回りにたくさんあるかと思います。

学校の授業も部活もない今、少しだけでも身近な「学び」に目を向けてみませんか?



伊藤





2020.04.18

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