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一貫校受験は頭の使い方が違う!「なぜ川の外側を「護岸工事」するのか」


一貫校受験は頭の使い方が違う!「なぜ川の外側を「護岸工事」するのか」
 昼間は太陽が顔を見せ、一見陽気なあたたかさ、
夜は極寒、足先の感覚がなくなって車のペダルがいつもより硬く感じる、
そんな寒さが厳しくなってくる時期ですが、小6受検は今が熱い!
 
受験前の最終面談ということで、保護者の方々とお話しする機会があったのですが、
改めて「一貫校受験は頭の使い方が違いますね!」とご指摘を受け、確かに!と思いました。
 
例えば高校受験・理科の「地学分野」の「地層」に関する学習であれば、
「粒の大きい物が先に、河口の近くに沈み、粒が小さくなるほど後から沈んで沖へ堆積する」
と「暗記」をして問題を解いていくことになります(かわりつつありますが…)
 
一方、一貫校受検であれば、
1)川面に葉っぱを流した。内側よりも外側が流れる速度が速かった。
2)手に砂をとって、川の内側と外側、それぞれで手を水中に入れたところ、
  内側では変化がなかったが、外側では細かい砂が流れ落ちた。
という2つの現象が書かれており、ここから
「川の流れは、外側のほうが速い」ということを推論した上で、
「なぜ大きな川では、外側が護岸工事をされているのか、説明しなさい」
という問題に答えることになります。
 
この問題傾向から導き出せることは、
「身近な『当然と思えること』に対し疑問を持つことができるのか」
という能力を、受検に向かう勉強の中、そして日常の中で高めていかなくてはいけない、ということです。
 
実際に一貫校に現在通う生徒さんを指導して感じることも同じで、
例えば中1英語の時間に生徒から出てきた質問では、
なぜ「How many apples do you have?」が正解で、「How many do you have apples?」がダメなのか、
ということを聞かれ、大学英語の中の統語論(英語専門の学科で勉強する分野)の知識なしでは
回答ができないような質問をしてくれることもしばしば…。
 
…冒頭の話に戻りますが、一貫校受験の保護者の方がおっしゃってたことは、
「もっと早くからはじめていればよかった」ということで、
「学校の勉強の延長線だと聞いていたけど、ここまで頭の使い方が違うとは思わなかった」ということであったり、
「小学校の内容だから、私(保護者の方)でも添削ができると思っていたが、問題が高度すぎて大人でも難しい」
ということと、そして「周囲の親御さんで、一貫校受験をしたい方がいたら、5年生からはじめることを勧めたい」
ということでした。
 
6年生は受検直前!ということで冬期講習は実践力演習を徹底的につむ一方、
5年生は来年度の受検を目指し、作文演習は当然のこととして、
学校では進度が追いつかない一方で、入試頻出の分野を冬には鍛えていきます。
 
知識を身につけるのは、意外と時間がかかりませんが、
頭の使い方を鍛えるのには、非常に時間がかかります。
 
古川黎明中、仙台二華中、仙台青陵中を目指すみなさん、
アスナビの教室で一緒に「頭のトレーニング」をしませんか?
 
寒い毎日が続きますが、熱い心とあったかい教室で、未来の一貫校生をお待ちしています!
 



一貫校受験は頭の使い方が違う!「なぜ川の外側を「護岸工事」するのか」


2019.11.28

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