受検を通して得たものは?
こんにちは。
初売りで買ったミスタードーナッツのドーナッツ引換券(30個分!)が
全く減らず、減らそうと思えば思うほど体重が増えるという、
悪い比例式になってしまっている、遊佐です。
比例と言えば、中学1年生の単元なのですが、
当塾では「中1準備セミナー」ということで、
小学6年生を対象に、「中学1年生の先取り学習」をしています。
特に一貫校受検を経て成長した生徒に中1の単元を教えていると、
「自学力」「思考力」が成長したな、と感じます。
まず「左ページの解説を読んで、右ページの問題を解く」という、
あたりまえのようで難しいことが、さらっとできるところが◎です。
中学1年の初めには、
・負の数とは? ・自然数とは? ・正負の数の大小
など、新しい概念をつかむ必要がある単元があります。
そこを「先生、これって〇〇ってことですよね?」と確認しながら、
「ストップ!」というまでガンガンとひとりで学習を進められる
…こういう「自学力」が高い中学生って減ってきていますが、
一貫校受検のために鍛えた生徒たちは、ほぼ100%これができます。
また「思考力」については、解いてきた問題を解けば一目瞭然。
今年の古川黎明中の総合問題では、ざっくり言うと、
・なぜ火事が起きた校舎内を非難するときは、身をかがめて移動するのか
・なぜ天ぷらを揚げていて火があがったときは水をかけてはいけないのか
・なぜ米を貯蔵する倉庫は川の近くにつくられているのか
…など「丸暗記」ではとても対応しきれない問題ばかりでした。
今年も例年通り、志願者が多かった一貫校入試ですが、
終えた生徒たちの顔を見ると、ベストを尽くせたように感じます。
ほんのわずかな差で合否が分かれますが、中高大の10年間で差がでるのは今から。
合格したからといっておごらず、縁がなかったからといって悲観することなく、
夢を叶えるために、理想の中高生活を送るために、志望の大学に入るために、
引き続き頑張ってほしいと思います。
この受検のために身に着けたものはこれからの学生生活で大いに役立ちます。
…と受検を終えた小学6年生を指導していて、強く感じた今日でした。