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ChatGPT vs Google Bard、2023宮城県公立高校入試問題の作文はいかに


ChatGPT vs Google Bard、2023宮城県公立高校入試問題の作文はいかに
こんにちは、佐々木です。

このところAIツールの話題がたえませんが、先日からGoogleのBardも日本で利用可能になりました。

以前のブログではChatGPTで2023宮城県公立高校入試問題作文を作成したことにふれましたが、今回は同じテーマをBardで作成してみました。せっかくなのでChatGPTと比較してみたいと思います。


~2023宮城県公立高校入試作文問題~
ある中学校の図書委員会では、読書週間に合わせて、読書の魅力を伝えるキャッチコピーを全校生徒から募集し、校内に掲示することにしました。次の【キャッチコピー】の〇〇に入れる言葉として、あなたはどのような言葉がふさわしいと考えますか。その言葉がふさわしいと考えた理由も含めて、百六十字〜二百字で書きなさい。 

【キャッチコピー】=読書はあなたを〇〇に連れて行く



~ChatGPTの答えとその理由~
【キャッチコピー】=読書はあなたを新しい世界に連れて行く

私は、このキャッチコピーに「新しい世界」という言葉を入れることがふさわしいと考えます。読書は、新しい知識や体験を得ることができるだけでなく、想像力や感性を豊かにすることができます。本を読むことで、自分が知らなかった世界や考え方に触れることができ、新しい発見や気づきが生まれることもあります。

また、今の時代は情報があふれ、SNSやインターネットなどで手軽に情報を得ることができます。しかし、本を読むことで深い知識や理解を得ることができるため、情報をただ受け取るだけではなく、自分自身で考える力や判断力を身につけることができます。

以上の理由から、読書は「新しい世界」に連れて行ってくれると言えます。このキャッチコピーを見た生徒たちは、本を手に取って自分自身が新しい世界に出会えることを期待し、積極的に読書に取り組んでくれることを期待します。




~Google Bardの答えとその理由~

キャッチコピーの〇〇には、「新しい世界」がふさわしいと思います。

 

読書は、私たちを現実の世界から連れ去り、新しい世界へと連れて行ってくれます。その世界は、私たちの想像力によって形作られる、無限の可能性に満ちた世界です。

 

私たちは、読書を通して、さまざまな場所を訪れ、さまざまな人々と出会い、さまざまな経験をすることができます。私たちは、歴史を学び、文化を学び、新しいことを学ぶことができます。私たちは、自分の視野を広げ、自分の考え方を豊かにすることができます。

 

読書は、私たちの人生をより豊かにしてくれる、素晴らしい経験です。読書をする時間を作って、新しい世界を体験してみませんか?





解答は同じキャッチコピーになりましたが、理由はそれぞれの意見(情報?)が書かれています。

ただ、Google Bardは日が浅いためか英語の文をそのまま日本語に直した文体になっていますね。


そこで「日本語で作成して」と入力すると次のように修正されました↓↓



~Google Bardの答えとその理由その2(日本語で作成と指示)~

「読書はあなたを新しい世界に連れていく。」

このキャッチコピーは、短くてわかりやすく、読書の魅力をよく伝えていると思います。また、読書が私たちに新しい経験や視点を与えてくれるということを、力強く表現していると思います。

 

読書は、私たちの人生をより豊かにしてくれる素晴らしい経験です。ぜひ、みなさんも読書を楽しんで、新しい世界を体験してみてください。




かなり設問の条件に合わせた作文になりました、こちらは文字数条件(160~200字以内)もクリアしています。


そしてこの修正された作文はおよそ3秒程度で作成されました。


前回も書きましたが、改めてAIツールの精度には脅威すら感じます( ゚Д゚)‼


また、ChatGDPは2021までのインターネット情報による回答になるそうですが、Bardは最新の情報も踏まえた回答が可能とのこと。



それぞれの特性を理解しながら、学習に役立てていきたいですね。





ChatGPT vs Google Bard、2023宮城県公立高校入試問題の作文はいかに
佐々木(寿) 担当【小中学生:文系・受験 / 高校生:英語】
得意技:小・中学生の苦手科目こそふんばって取り組める自習指導
好きな食べ物:牛乳の甘酒割り(1:1の割合で味わう)
趣味:ジョギング・ハイキング・音楽鑑賞
好きな言葉:継続は力なり 時間は限りあり

2023.05.15

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