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冬はつとめて
冬はつとめて
今年は暖冬ということで、四季の中で冬がダントツで好きな私としては若干物足りなく感じています。
四季の移ろいを楽しんだ清少納言の枕草子も「冬はつとめて…」が一番好きです。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず、霜のいと白きも、また、さらでもいといと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるも、いとつきづきしし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。
私の小学生の授業では、現代語で超訳したり、自分なりの季節の楽しみを「いとおかし=いいね!」「いとわろし=よくない、がっかりだよ~!」に置き換えてみたりするお楽しみタイムもがあります。
自然の楽しみ方、物事の捉え方の感覚などが一様でないことを理解することができるし、友だちの発表を聞いて新たな一面に気付くことも楽しめる時間です。また、昔のヒトだって現代人と変わらない感覚を持ってることに気が付きます。「わかりやすく」はもちろん、どうせ時間を共有するなら学び以上の驚きと感動を…と、欲張ってしまう先生です(笑)
そして、明日からは冬期講習!!!
「いとおかし」でいきますよ~!
みなさん頑張りましょう!
2023.12.15