何事も頑張るとよいことがある

新学期を迎え、早2週間が経とうとしています。
そろそろクラスの係や委員会など、役職も決まり始めていることでしょう。

そんな今の時期に送るアドバイスが、
『いろんなことを頑張るべし』
です。

先日、中学受験用の模試の問題にこんな文章が載っていたので紹介します。


今まで運動などまったくしたことがなかったのに、友人に誘われてテニスを始めた。
が、なかなか面白い。
だんだんと熱心に取り組むようになり、時間を割くようになった。
そのせいで、仕事の能率が悪くなったかと思えば、案外そうでもない。
テニスのために早起きして、練習して疲れているはずなのに、むし仕事に対しても意欲的になっている。

もちろん限度というものがあるから簡単にはいえないが、
エネルギーの消耗を片方で抑えると、もう片方が良くなる、
というような単純な計算が成立しないことが分かるだろう。
かえって、他のエネルギーの量を増加させることにつながることさえある。

（中略）

人間の心のエネルギーは、多くの鉱脈の中に埋もれている。
新しい鉱脈を見つけると、これまでとは異なるエネルギーが供給されてくるようである。
このように考えると、エネルギーの節約ばかり考えて、鉱脈を掘り当てるのを怠ると宝の持ち腐れになってしまう。



さて、新生活を迎えている生徒の皆さん。
出し惜しみはしてませんか？
自分のやりたいことはやったほうがいいですし、やりたくないことも頑張ってやるとよい結果につながることもある。
そんな気にさせてくれる一文でした。
確かに、部活も生徒会もやっていて、さらに塾に通っている生徒は少なからずいました。
そして、勉強一筋という生徒よりも結果が良い、ということも。
まさにこの文章の通り、エネルギーの供給がうまくできていたのでしょうね。

皆さんにとって『新しい鉱脈』がみつかる4月であることを祈って。