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経験はセンスを上回る


経験はセンスを上回る
夏期講習で用いたテキストより。

作曲には、論理的な思考と感覚的なひらめきを要する。
論理的な思考というのは、自分の中にある知識や体験など。
感性といわれるものの大部分は、この論理的な思考なのではないだろうか。
だから、その論理性に基づいていけば、ある程度の作曲はできる。
が、問題は、それだけで作曲ができるというものではないということだ。
肝心な要素は、作り手のセンス、感覚的なひらめきである。
この両者のバランスは、絶えず揺れ動いていてとても難しいものだ。

という、ある音楽家の作曲における思いが書かれていた。


これを読んだときの自分の感想は、
『勉強も少なからずあてはまるだろうな』という共感と、『勉強はそうでもない』だった。

確かに、勉強でも『頭がいい』『才能がある』などということはある。
それは自身も何百人の生徒を見てきて少なからず思ったことである。
難関大学の入試試験などを見て、これはひらめきがないと…と思ったこともある。

しかし、それだけで勉強が成り立っているか、というのは大きな間違い。
そのセンス(感覚的なひらめき)がなくても、勉強はある程度伸ばすことが可能だと個人では思っている。
入試の問題であろうと、その努力次第では十分乗り越えられるし、センスがないから無理だとは到底思わない。
勉強においても、肝心なのはやはり経験である。

「あ、これ解いたことがある」「どこかで似たような問題をやったことがある」
そういう経験が幾重にも積み重なって、どこかで役に立つのである。

センスなどで、できるできないを決め付けるには早すぎる…
受験生の皆さん、まずはとにかく『経験』を積むこと。
すなわち、勉強時間をとることです。
今週からもう9月です、始めるには絶好の機会ですよ?




経験はセンスを上回る
佐々木(敦) 担当【小中学生:理系・受験 / 高校生:数学・化学・生物】
得意技:苦手生徒も感動!重要語句簡単オモシロ暗記術
好きな食べ物:甘いもの、マイブームはバウムクーヘン
趣味:愛犬と遊ぶこと
好きな言葉:努力が必ず報われるとは限らない、ただ成功した者は皆すべからず努力している

2016.09.03

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